国語の長文問題と著作権

ニュースサイトで斜め読みしたんだけど、どうなんかなぁ。
国語の長文問題の問題集で、長文問題が「著作権」を理由に
掲載を取りやめると。
まぁ、確かに作家の書いたものとすればねぇ。
不当に利益を上げてるわけでもないが、問題集を販売するにおいて
教育の為ならというのが通じないと言う事でしょうね。
(まぁ販売時点でアウトかな)


特に入試問題に使われるのが「評論家」の大先生なるものの
大作であろうとチラ裏であろうと勝手に載せるなと言われれば
それまでですね。


問題集だけでなく「元ネタ」といっていいのか、入試問題そのもの
にも当然著作権の影響力が及ぶのですから、揉めるのを嫌って
当たり障りの無い文章ばかりになっちゃうとひょっとして
少子化&ゆとりで「文章を読まない」というドラが付いて
日本の将来はちょっと心配。(まぁ大袈裟ですが)


となると日本の国語関係の教科書や問題は太宰治とか芥川龍之介
ばかりのものになると。(使用しても文句言われない)


だって下手に使うと「著作権処理を!」=「よこさんかい!」て
事になるんですよね。
そういえば、学芸会でも比較的新しいネタを使ったら
ハリウッドやブロードウェイの「MIB」がやってきて
「オラオラー!」ってなって学校の先生は「シオシオー」って事に
なって困ってるってTVでやってましたしね。
と言うことはシェークスピアばっかりの学芸会や文化祭が出来上がると。


まぁ勝手に使われてると思う「ホルダー」側は「当然の要求だ!」と
なるでしょうからしょうがないですね。
実損があるかどうかではなくて「著作権処理」をしたかしてないか
という点が問題なのでしょうね。


そうすると私が学生の頃は、試験に良く出ると自画自賛してた朝日の
天声人語を試験問題に使っても、訴えるのかなぁ。